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マーケティング・広報の伴走支援をしていると、施策の1つとしてWebサイトのリニューアルが必要な場合があります。Webサイトをリニューアルをする上で、事前に確認をしておいたほうが良いポイントがいくつかあります。今回はデジタルマーケティング目線で気をつけたほうが良いポイントを3つご紹介します。
※このブログでお伝えすることはあくまでも私の経験に基づく話です。この内容が全てというわけではありませんが、参考情報として読んでいただければと思います。
1.リニューアルの目的を考え、将来的な活用方法をイメージする
どの仕事でもまず目的を考えることは大切ですよね。Webサイトのリニューアルにおいてもまず「目的」を考えることがとても重要です。サイトをリニューアルする目的は、新規顧客の拡大(集客)・ブランディングの醸成・既存顧客へのアフターフォロー・採用活動などさまざまです。目的が定まっていないと、サイト作りが迷走し、リニューアルができたとしても、望んでいた結果が出ない可能性が高くなります。
まずは社内で目的を考え、リニューアル後にどのようにWebサイトを活用していきたいのかイメージした上でサイト制作を進められるといいでしょう。自社だけで目的を考えることが難しい場合は、サイトの制作会社さんがワークショップ等を実施してくださる場合もありますので、外部のスキルを活用することも有効な手段です。
2.必ずしも、おしゃれなデザインのWebサイトが検索に強いWebサイトではない
Webサイトをリニューアルするとき、もちろんデザイン性は大事です。ただ、おしゃれなデザインだからといって、必ずしも検索に強いサイトになるわけではありません。
ここでいう検索が強いサイトとは、『ターゲットとしているユーザーがキーワード検索したときに、必要な情報が書かれているページが検索上位になること』を指します。
検索に強いサイトにするためには、ターゲットを明確にしたり、検索キーワードを考えたり、Googleのロボット見つけてもらいやすいようにしたりとサイトの表側では見えないさまざまな工夫が必要です。(SEO対策と呼ばれたりもします)
デザインが良く、検索に強い工夫もできている(SEO対策ができている)Webサイト作りを行うことが大切です。
「Webサイトをリニューアルした後にアクセス数が落ちてしまった」と相談をいただくことがあります。そのサイトを分析してみると、デザインは立派ですが、SEO対策が十分にできておらずに順位が落ちていることがほとんどです。デザインは表面的に見えるのでわかりやすいですが、SEO対策は専門知識を持ってサイトの裏側まで見ないとわからないので、一般的には自社サイトがSEO対策ができているかどうかがわからないのです。
よって、Webサイトをリニューアルする場合、リニューアルをお任せする制作会社がデザインとSEOのスキルの両方を持っているかどうかを確認をされることをおすすめします。もし確認をするのが難しい場合や、セカンドオピニオン的にSEOの知識を持つ専門家(弊社のようなデジタルマーケティングを強みとする人(企業))にも制作に参加してもらうことも一つの方法です。ただし、制作会社さんはそれぞれ進め方が異なりますので、お互いに気持ちよく仕事を進めるためにどういう人(企業)がリニューアルに参加するのが良いか、事前に制作会社と話し合いをしておくとスムーズでしょう。
3.Webサイトをリニューアルしてから、長くお付き合いできる制作会社を選ぶ
世の中には、リニューアル後にサイト内の改善ができていないサイトがたくさんあります。Webサイトは公開がゴールではなく、公開がスタートです。改善や修正を繰り返しながら、Webサイトを育てていくことが大切です。ですので、リニューアルをお任せする制作会社が、サイトを公開してからも保守等を行ってくれる会社かどうか事前に確認をしておくことが一番重要なポイントです。実際に「公開してから軽微な修正を制作会社に依頼すると、高額な修正費用を請求された」という事例があります。文字を数文字直すだけで何万も請求されては、運用にコストがかかりすぎますので、適正なコストで運用できるかどうかも事前に確認をしておきましょう。